『実録・連合赤軍』
(速報版)
若松孝二監督の『 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』が、第58回ベルリン国際映画祭で最優秀アジア映画賞と国際芸術映画評論連盟賞を受賞したのは最近の話。
しかし、映画の舞台は約30年前。母が「小学校から帰るとあさま山荘に鉄球当ててる映像が流れてたのは覚えてるわ」と言うくらいの時代。新左翼が市中で大暴れし、それが日常までに浸透した時代だったのです。
そして若松監督はそんな時代からずっと映画を撮り続けています。多分ベルリン国際映画祭で賞を取ってもこれからも映画を撮り続けるのでしょうね。「映画監督には時効や執行猶予はないんです。監督は自分の作品にいつも責任をとらなきゃいけない」という自らの言葉に従い、追われるように。すごいですね。
ちなみに、*1山本直樹さんの漫画『レッド』が面白いです。これは東大闘争の終息期からあさま山荘事件までを描いたものですが、多くの新左翼作品と違う特徴点が登場人物の頭に数字が振られているのです。死ぬ順番ということです。これはいかに生きて、いかに死んだかを逆に浮き彫りすることのできる面白い手法と思います。
それにしても最近、新左翼として当時活動していた人たちが自伝や回顧録の形で本を出版いますが、それらは思想的に敗北した新左翼が当時なにをしようとしていたのかを明らかにしています。しかし、それを現在になってまた取り上げることで一体何をしたいのか、明らかにしているのは多くはありません。
その中で『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』は注目です。はたして現在にそのテーマを取り上げる理由を見いだすことが出来るのか。楽しみ、早く観たいです。京都は3月か・・・